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聖徳太子の隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争…。激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者が、日本文明とシナ文明の一五〇〇年にわたる歴史と交流を繙き、“両国のあるべき関係”を説く渾身の論考。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。
目次 :日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる;皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係をもつ資格;江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち;日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか;三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした;日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた;シナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった;コミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線;満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした;満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した;盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけた;シナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった;シナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か
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