この商品の詳細
- 出版社
- 備後語りの会「ふくふく」
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4860694661
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2016年04月01日
この商品の紹介
広島県東部に位置する福山市の、市制施行100周年を記念して刊行された福山市を中心とした備後地方にに伝わる民話集。
民話は伝説と同様に口承文芸の一分野で、人々のあいだで口伝えで継承されてきたもの。そこには、先人たちの生き方、暮らし、喜びや悲しみ、言葉の美しさが脈々と引き継がれている。
こうした文芸の伝承が消えつつあるのは、福山市も同様で、この半世紀の世の中の激変のなかで人々の暮らしが大きく変わり、人々の暮らしのなかで語り継がれてきた民話(昔話)が急速に失われつつあることを危惧し、〈この失われゆく民話を埋もれさせたくない、民話の楽しさを、福山の方言と共に伝えていきたい〉と本書の刊行につながった。
編纂したのは、2011年に開催された「立石おじさんの語りの学校」を受講した修了生59人を中心に結成された備後語りの会「ふくふく」。現在会員は20人。メンバーは広島県福山市、府中市、神石町在住者。学校、保育所(園)、子育て支援の会、公民館、サロン、老人会、介護福祉施設などで、年間2000人以上の人たちに民話の語りを届けている。
第一部は、「ショウトの鬼たいじ」「和尚ととんち小僧」「穴の海の大魚」など30話、第二部は「言うなの地蔵」「柴を刈らずにくさかった」「一話千両」など29話の合計59話を収録している。
ふくやまの民話/単行本