この商品の詳細
- 出版社
- 人文書院
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4409520994
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2026年04月01日
この商品の紹介
海の視点から幕末を捉える
黒船来航から動乱が始まった幕末日本にとって、海防は喫緊の課題であった。一方で、西洋諸国にとって日本の海は未知の危険な領域であり、航海のための測量と海図の作製が急がれた。そうした海防と測量の駆け引きに、攘夷と開国に揺れる国内の動乱が加わり、政局は目まぐるしく変化する——。海の攻防をめぐり複雑かつ激しく揺れ動いた政治過程を、おもに大阪湾を舞台に海の視点から描き出し、新たな幕末史像を提示する画期作。
「外国船による測量と、日本側の海防とが、どのような衝突を生み出し、またその衝突は幕末日本の政治や外交、社会にどのような影響を与えたのであろうか。繰り返しになるが、本書は「つなげる」と「防ぐ」の両側面から、欧米諸国と日本との外交交渉や、日本国内の動向をたどり、新たな幕末史像を提示することを試みる。」(本書より)
〇目次
序章 海国日本の開国
第Ⅰ部 接続される海
第一章 東アジア海域の変容とイギリスの日本近海測量
第二章 アメリカ合衆国による測量事業と日本の開港
第三章 イギリス測量艦隊の日本近海測量と幕府外交
第四章 接続/遮断される瀬戸内海~大阪湾
第Ⅱ部 防衛される海
第五章 朝幕関係の変容と大阪湾防備
第六章 摂海防備と文久・元治期の政局
第七章 幕府の大阪湾防備政策と堺台場
第八章 海から見る天保山台場
終章 測量と海防の幕末史
あとがき
初出一覧
人名索引
海の幕末日本/単行本