この商品の詳細
- 出版社
- NHK出版
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4142231584
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2023年12月01日
この商品の紹介
酒を酌み交わしながらの軽妙な対話に、民主主義の本質を読みとく明治時代中期、藩閥政治への不満から民権運動が大きな盛り上がりを見せるなか、その理論的な支柱を作り出そうと奮闘した思想家・中江兆民。代表作『三酔人経綸問答』は民主主義の本質を問う名著だが、ユニークなのはその形式。三人の人物の酒を飲みながらの問答によって進んでいく。理想主義者の洋学紳士と覇権主義者の豪傑君、真っ向からぶつかる二人の議論に、現実主義者の南海先生が示した意外な答えとは――学生時代に中江兆民について研究し、演劇を通じて「対話」の持つ力を訴え続ける平田オリザ氏が、『三酔人経綸問答』の問答に込められた、現実主義的なリベラルの可能性や、分断が進む現代社会における「対話」の意義を解説する。
中江兆民『三酔人経綸問答』/単行本
400
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