この商品の詳細
- 出版社
- 日本看護協会出版会
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4818025813
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2023年09月01日
この商品の紹介
第1特集高齢者の乾燥肌のケア温度や湿度が下がり、ただでさえ乾燥しやすくなるこれからの季節、在宅生活では暖房等の使用や長時間の入浴など、乾燥肌(ドライスキン)となりやすい要因が増えていきます。乾燥肌はどの世代の人にも起こり得るものですが、高齢者の肌はさまざまな機能が低下しており、特に乾燥しやすい状態となっています。乾燥したまま対策を講じずにいると、かゆみなどを引き起こし、掻き壊し等による痛みや不快感、睡眠障害などによって生活の質を低下させます。また、重大な肌トラブルにもつながる可能性があるため、健やかな皮膚を保つよう支援することが重要です。本特集では、乾燥肌とかゆみのメカニズムについて述べた上で、日常でのアセスメントのポイントと予防的ケアを解説します。報告では、利用者の乾燥肌に気づき、保湿などの適切なケアを行うことで、QOLの改善やADLの維持につながった事例を紹介。資料では、薬局・薬店やインターネットなどで購入できるお勧めの保湿剤を剤形別に、その特徴とともに紹介します。第2特集訪問看護のオンコール体制オンコール体制とは、夜間や休日の緊急時に備えて看護師が自宅などで待機し、利用者からの電話連絡があった際に対応すること、あるいは利用者宅に訪問してケアを行うことを指します。利用者が安心して在宅療養を継続するために、24時間まもり支えるオンコール体制は欠かせないものです。一方で、オンコール勤務による看護師の心身への負担は小さくありません。看護師が感じる負担感には、適切に対応することへの不安、常にコールを気にしながらの生活、オンコールを担当することによる良眠の妨げなどがあり、オンコール勤務のないパート雇用や退職を選ばざるを得ない看護師も見られます。人材確保と体制強化の点からも、オンコール体制における看護師の負担軽減が求められます。本特集では、オンコール勤務につく訪問看護師の現状を、負担感および睡眠への影響に関する調査研究から解説し、職員の労働環境整備における課題を提示します。報告では、利用者の安心と職員の負担軽減の両立に取り組むステーションから、オンコール体制の実際を紹介します。
コミュニティケアVol.25/No.11(2023-10)/単行本