この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781413082
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年09月01日
この商品の紹介
◆第一句集
声高に自己主張する人では無い。
独り善がりの表現に自己陶酔する人でも無い。
背筋をすっと伸ばし、静かに、
語り掛けるように自分の世界を詠う人。
それが吉田悦子さん。
ここに慥かに一人の俳人がいる。
(帯・加藤静夫)
◆自選十句
さえざえとマイクが拾ふ風の音
花の下紺に緊まりて登校す
アトリエの裸婦の休憩毛皮着て
耳に来てかぜ音となる蛍かな
草餅やネタを拾ひに地元記者
身の丈のことば即ちあたたかし
リヤカーに掛け干す蒲団青梅縞
一セント拾ふ空港夏の果
納豆の攪拌競ふ帰省かな
秋の初風すずかけの木が二本
初風/単行本
1,590
円(税込)