この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781413006
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年08月01日
この商品の紹介
◆第一句集
望の夜の雲はなやいで通りけり
このはなやぎは名月に由来するのですが、雲のこの在りようによって、かえって名月が荘厳されているかのようです。澄んだ秋の夜の一景です。
(序・中村雅樹)
◆自選十二句より
夕闇のしづしづと来る桜かな
啓蟄の人声とほくまで届く
葭切の声があちらに移りけり
神さまの実梅と言ふが落ちに落ち
亀鳴くと言ひて丸太を磨きをり
水澄んで四五人の祓はれてゐる
みどり児のまなこ澄みたる野分かな
押花に長き根のあり獺祭忌
氏神の日向を吹きし秋の風
望の夜の雲はなやいで通りけり
歩く/単行本
165
円(税込)