この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781412931
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年08月01日
この商品の紹介
◆第一句集
火の貌のにはとりの鳴く淑気かな
央子さんは、中村草田男、鍵和田秞子のいのちを詠み、俳句の可能性を探るという志をしっかりと継いでいよう。
(跋・角谷昌子)
◆自選十句
血族の村しづかなり花胡瓜
狐火の目撃者みな老いにけり
東京の空を重しと鳥帰る
栗虫を太らせ借家暮らしかな
残雪や鱗を持たぬ身の渇き
筑波嶺の夏蚕ほのかに海の色
黒葡萄ぶつかりながら生きてをり
倭の國は葦の小舟や台風圏
縄文のビーナスに臍山眠る
火の貌のにはとりの鳴く淑気かな
火の貌/単行本
1,370
円(税込)