この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781412429
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2019年12月01日
この商品の紹介
◆第一句集
噴水やきらめく闇といふもあり
能城檀俳句の真骨頂は、あっと驚かされるような表現、予想外の飛び方(跳び方?)をする展開などにある。特別難しい語彙を駆使する訳ではないが、この対象にこういう形容があり得るのかという意外性がある。
(序・仲寒蟬)
◆収録作品より
そら豆の殻より出づる本音かな
湯ざめして肺の裏側まで孤独
手で量る物の重さや花曇り
八月の水ごくごくと吾子になる
サイフォンコーヒー狼を眠らせて
行水の息子鳥類かと思ふ
潜水艦浮上せし日の祭笛
風評に抗ひ案山子たる矜持
脱ぎ捨てし靴の放心秋の虹
葱多忙なれば団欒などといふ
カフェにて/単行本
165
円(税込)