この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781412320
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年01月01日
この商品の紹介
◆第一句集
十年という時の流れは
少年が青年になる歳月。
二人の息子の成長の証(あかし)が
句集のそこここに輝いている。
母親の顔の向こうに
俳句という自己表現を得た
作者の貌も見えてくる。
子育てを終えた時
母親は人生の新たな地平を歩み出す。
その出発の標(しるべ)となる第一句集。
(帯より・西村和子)
◆自選十句
白魚の水切つてなほ水の色
スイートピー給湯室は好きな場所
花衣つねの鏡を驚かす
夜よりも昼間の眠し夏休
ストローを嚙んで夕焼見てをりぬ
ころんだ手はたき踊の輪に入る
菓子三個机上にありて休暇明
身に入むや戸籍辿れば知らぬ町
雪吊の水の中にも出来上がる
方舟となるや夜のビニールハウス
給湯室/単行本
165
円(税込)