この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781411712
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2019年07月01日
この商品の紹介
◆第二句集
身近で親しい情景なのに、なんて静かなんだろう。
それを遠く眺める作者の目は、生きてきた時間を見ているのかもしれない。
私は辻内さんと同世代だから、とりわけそう感じる。
思わずその時間を呼び止めたくなる。
(帯より・小川軽舟)
◆自選十句
毎日を生きて未来へラ・フランス
灯してわが家ちひさし春のくれ
いつせいに鐘鳴るごとし寒夕焼
玄関は家族にひとつ水仙花
まんじゆしやげことりと日暮来りけり
目の前を遠く眺めて春焚火
父のため作る一間やゆすらうめ
ひぐらしの森引き潮のごとく暮れ
八月やピエロは上を向いて泣く
近づけばただの石ころ冬あたたか
遠い眺め/単行本
330
円(税込)