この商品の詳細
- 出版社
- ふらんす堂
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4781411804
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2019年06月01日
この商品の紹介
◆第一句集
湯気立てて雪解の道の乾きゆく
技巧を凝らすこともなく、さらりと詠まれていて、飽きが来ない。
まさに、花鳥諷詠の本道を行く句と言っていいだろう。
(帯・三村純也)
◆自選十二句より
一瞬の青空映ゆる雪を掻く
塗師の手の漆汚れの初茶湯
お点前の炭火の香り春時雨
一灯も漏れぬ閼伽井屋御水取
一力の矢来の長き大石忌
入学の子や講堂を見上げゐる
曲家に馬具置く土間の春遅々と
花器に水なみなみと注ぎみどりの日
非文忌の有馬の山の令法咲く
今もなほ土楼に棲みて茶を摘める
羅/単行本
1,690
円(税込)