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新宿歌舞伎町に本屋を開いたカリスマホスト・経営者が語る名著13作の意外な読み方。
目次 :夏目漱石『こころ』―“男のマウンティング小説”が、いつまでも教科書に載っていていいのだろうか。;村上春樹『ノルウェイの森』―女性が口説いた方がうまくいく世の中、これからの男の生き方とは。;又吉直樹『火花』―本音なんてどうせ伝わらない。諦めの中に、どんな希望を見出すのか。;吉野源三郎・羽賀翔一『漫画 君たちはどう生きるか』―単なる「少年の成長物語」ではない。世の中の「揉め事」の難解さに思いを馳せる。;俵万智『サラダ記念日』―SNSの短い言葉にイラっとする前に、言葉の曖昧さを楽しみたい。;乙武洋匡『五体不満足』―この本の主役は彼自身ではない。障がい者と健常者という二元論の向こう側にあるもの。;山田詠美『ぼくは勉強ができない』―ムキになって成長を目指す前に、ありのままに身を委ねる「大人観」。;平野啓一郎『マチネの終わりに』―大人の恋愛に学ぶ、役割分担の愛よりも「インテリ愛」。;東野圭吾『容疑者Xの献身』―世界絶賛のトリックよりも気になってしまう、一方的な「女性観」。;林真理子『野心のすすめ』―自分の身の丈を熟知し、楽しむ。僕が伝えたい「品性のすすめ」。;川端康成『眠れる美女』―「一流」と「俺流」のふたつのモノサシで、「老い」について考える;太宰治『走れメロス』―メロスになれない僕たちが学べる「待つ力」とは。;西原絵里子『ぼくんち』―痛々しくて優しい人たちが許しあうための、これからの「聖書」
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