風と木の詩 ＜全10巻セット＞

風と木の詩は、竹宮惠子による少女漫画。1976年より「週刊少女コミック」「プチフラワー」にて連載、1984年に完結。2002年より発売された文庫版は全10巻。「少年愛」をテーマに、アカデミーの寄宿舎に住む少年同士の愛欲、嫉妬、友情を描いた作品。ラコンブラード学院に転校してきた少年・セルジュ・バトゥール子爵は、ジルベール・コクトーと同室になる。必死に打ち解けようとするセルジュだったが、ジルは学院いちの有名人。娼婦・小悪魔と呼ばれ他の少年たちと愛人関係を持つ“問題児”であった。様々なトラブルを起こすジル。それは、彼の中に深く根付く、一人の男の存在が原因だった。累計発行部数は490万部を超える。1979年、第25回小学館漫画賞少年少女部門受賞。1987年11月、『風と木の詩 SANCTUS -聖なるかな-』のタイトルでOVA化。全1話。