グラン・ローヴァ物語 ＜全4巻セット＞

グラン・ローヴァ物語は、紫堂恭子によるファンタジー漫画。1989年より「コミックトム」にて連載、1993年に完結。単行本全4巻。中世ヨーロッパ風の架空世界を舞台とし、人間の成長や神秘の終焉を描いたハイ・ファンタジー作品。サイアムは飢饉で両親を失い、天涯孤独となった詐欺師の青年。ある日、グラン・ローヴァなる老人と出会い、彼に気に入られて旅をすることになった。“東の学舎（フォアサイト）”から、最高位の称号「放浪の賢者」を与えられているにも関わらず、ちんちくりんな老人には賢者の風格の微塵もない。これにより、サイアムは様々な事件に巻き込まれていくことになり、やがて伝説の「銀晶球」を巡る騒動へと発展していくこととなる。1994年、第25回星雲賞コミック部門受賞作品。