この商品の詳細
- メーカー
- キングレコード
- 規格番号
- KICG5023
- DISK枚数・サイズ
- 1枚
- 発売年月日
- 2004年08月04日
曲目
- Disk-1
- 1. 風鈴のせはしないのを乳母と知り|こそぐつてはやくうけとる遠目がね|銅仏は拝んだ跡でたゝかれる|人の物たゞ遣るにさへ上手下手(古川柳)
- 2. 昼買た螢を隅へ持てゆき|碁敵は憎さもにくしなつかしさ|きりもみはおさへた人が吹いて遣り|のまぬ客ちよつちよと酌に時を聞(古川柳)
- 3. 恋むこが来てうす紙を引へがし|ねんねこの腰は左右へ少しふり|内の者よろしくなどと作を入れ|笠のじぎたがいにふちを撫でゝ行(古川柳)
- 4. わらんじをはくと二タ足ふんでみる|十二月人をしかるに日を数へ|ぶつまねはにぎりこぶしにいきをかけ|うたゝねの顔へ壱冊やねにふき(古川柳)
- 5. 三味線のけいこ帰りは口でひき|重箱をむすんで一ツさげて見る|立聞に持つた十能の火がおこり|詰将棋工夫ができてどれのきやれ(古川柳)
- 6. もふいくつあがるとぞうに聞あわせ|書置はめつかり安い所へおき|通りぬけ無用で通りぬけが知れ|焼きざかなうちわを読んで叱られる(古川柳)
- 7. 大あくび棚の御神酒を見つけ出し|心中のじやまして今に礼をうけ|天井へつかへてまがるかげぼうし|より合ふと人のあたまの蠅をおひ(古川柳)
- 8. 腹立つて出るからかさはひらきすぎ|緋の衣着れば浮世がおしくなり|店ちんでいひこめられる論語よみ|是小判たつた一晩居てくれろ(古川柳)
- 9. 妙薬をあければ中は小判也|店中で知らぬはていしゆ一人也|国の母生れた文を抱あるき|掛人ちいさな声で子をしかり(古川柳)
- 10. めいわくな顏は祭で牛ばかり|祭の子わらつて通るうちの前|泣き泣きもうかとはくれぬ片身分|嫁の礼男の見るは顔ばかり(古川柳)
- 11. 屁をひつておかしくも無い一人者|よめぬ字を何といふ字によんで置|はしの歩がすむと双方一ぷくし|勝つた日はいけんいはぬが女なり(古川柳)
- 12. ぶんさんの礼にあるくは色男|新見世といへばわづかな欲を買ひ|辻切を見ておはします地蔵尊|髪を結ふ時に女は目がすわり(古川柳)
- 13. ほれたとは女のやぶれかぶれなり|女同士どこしかあらを見出し合ひ|男ならすぐに汲まふに水かゞみ|子を持つてから三ン日をやつとぬり(古川柳)
- 14. かごちんをやつて女房はつんとする|風ふかばどころか女房あらし也|薮入の内母おやは盆で喰ひ|南無女房乳をのませに化けて来い(古川柳)
- 15. 母の名は親仁の腕にしなびて居|ねてとけば帯ほど長いものはなし|女房と相談をして義理をかき|糸巻のむかうに亭主をどつてゐ(古川柳)
- 16. 桜見に夫トは二丁跡から出|うちわではにくらしい程たゝかれず|引越の跡から娘猫を抱|くどかれて娘は猫にものをいひ(古川柳)
- 17. 唐紙へ母の異見をたてつける|ふり袖は言ひそこないの蓋に成|能い娘母もほれての数に入|穴ぐらで物いふやうな綿ぼうし(古川柳)
- 18. 嬉しひ日母はたすきでかしこまり|むこのくせ妹が先キへ見つけ出し|しうとめは嫁の時分の意趣がへし|五ツ月を越すと近所へ義理をかき(古川柳)
- 19. 生り初めの柿は木に有るうち配り|産籠の中で亭主をはゞに呼び|親類が来ると赤子のふたを取|子が出来て川の字なりに寝る夫婦(古川柳)
- 20. 金魚売これかこれかとおつかける|すねた子を壁からやつとひつぺがし|まよい子の親はしやがれて礼を言ひ|拾はるゝ親はやみから手をあはせ(古川柳)
- 21. 竹の子のやうだとあげをおろして居|能い娘年貢すまして旅へ立|琴棋書画ならべたばかり知りんせぬ|客二人坐敷と部屋に劫をうち(古川柳)
- 22. なつかしくゆかしくそして金と書|里のない女房は井戸でこわがらせ|いつちよく咲た所へ幕を打|嫁手がら唐のおとゞを軒へ立(古川柳)
- 23. 道問へば一度にうごく田植笠|武者ひとりしかられて居る土用干|おそろしきものゝ喰たき雪の空|瓜喰ふた所にわすれる柄袋(古川柳)
- 24. 風呂しきをとくとかけ出す真桑瓜|粉のふいた子を抱いて出る夕涼|本ぶりに成つて出て行く雨やどり|化けそうなのでもよしかと傘をかし(古川柳)
- 25. 雨やどり額の文字をよくおぼへ|もふほかに死に手なしかと鰒を買ひ|鰒買てよそのながしへ持て行き|手の甲へ餅をうけとる煤掃(古川柳)
- 26. 助六は江戸一番の頭痛もち|和籐内一家の義理はかきどうし|やわやわとおもみのかゝる芥川|湯にはいる時入道はぢうと言ふ(古川柳)
- 27. 義盛はおみやげらしい子をそだて|飛車角のみんななりこむ一の谷|なけなしの銭で松明二本買ひ|降参がすむと一度にひだるがり(古川柳)
- 28. 源左衛門鎧を着ると犬がほへ|五右衛門はなまにへの時一首よみ|ぬるい茶のやうにはいかぬ関ヶ原|あくる日は夜討も知らず煤をとり(古川柳)
- 29. 五十膳ほどと昼来て金を置き|美しい顔で楊貴妃ぶたをくい|李太白一合づゝに詩をつくり|たがかけに四五間先きで犬がじやれ(古川柳)
- 30. 米つきに所をきけば汗をふき|柄杓うりなんにもないを汲んで見せ|夜そば切ふるへた声の人だかり|引きふだは指をなめなめはすに来る(古川柳)
- 31. 添乳して棚にいわしがござりやす|材木屋ついてあるいて空を見せ|かんなくづかみかみ大工といで居る|渡し守一トさほ戻す知つた人(古川柳)
- 32. 古さとへ廻る六部は気のよわり|先生と呼んで灰ふき捨させる|長噺とんぼのとまる鑓の先|関とりの乳のあたりに人だかり(古川柳)
- 33. 年忘れわすれずとよい顔ばかり|大三十日世間へ義理で碁を休み(古川柳)
- 34. パンよりも愛を論じた若かった|愛人は交通事故で知れわたり|初恋が何人も居るクラス会|恋文を焼いて明日は嫁に行く(現代川柳)
- 35. 好きだったなどと今ごろ言われても|遺伝子のことは言わずに子を叱る|三つ聞いて二つ忘れて老い進む|救急車下に下にの音でくる(現代川柳)
- 36. わが家では何にもしないボランティア|夫より一日長い命乞い|足して二で割ればよい子が二人いる|わからないおんなが妻の中にいる(現代川柳)
- 37. 同居して時々惚けた振りもする|ハイハイと同居の嫁に逆らわず|六月の花嫁となるあてもなく|船底の穴を夫婦でふさぎ合う(現代川柳)
- 38. ああ夫婦おんなじ時に胃が痛む|初孫を抱かせてもらう手を洗う|米あるか野菜あるかも孫見たさ|朗らかな嫁で茶碗がよく割れる(現代川柳)
- 39. 温暖化地球だんだん呆けてくる|安らぎは空気のような君がいて|暑中見舞仕上げた時は秋の風|大晦日とうとう猫は蹴とばされ(現代川柳)
- 40. 三月になると校長胃が痛み|背を向けた故里からの花便り|教え子に貴女と書いて気がとがめ|小学校に土の匂いを嗅ぎに行く(現代川柳)
- 41. 美しい川が校歌にまだ残り|校歌には音痴も惜しみなく歌い|躾まだ未熟のままで娘が嫁ぐ|ふつつかな娘が天下とっている(現代川柳)
- 42. 学習塾遊び足りない子で溢れ|宿題が親の能力超えてくる|宿題はやったかと子にせかされる|成績に触れると眠くなる息子(現代川柳)
- 43. 先生とよぶと四五人振り返り|大学を出たらレールが消えていた|隠居して勤労感謝の日を忘れ|クリスマスお寺はとうに寝てしまい(現代川柳)
- 44. 母の日の母はやっぱり台所|文化勲章人間いやになる頃に|金貸したばかりに友が一人減り|数字だけ貰って帰る給料日(現代川柳)
- 45. 分けるほどない財産で平和です|半額のシールひたいに貼られそう|通帳に恥ずかしそうに付く利息|へそくりを吐かす鵜匠のような妻(現代川柳)
- 46. 遺言を書くほどもない父でいる|ピカソなら解ってくれる私の絵|大根めとつぶやいて死ぬ斬られ役|無口にもこんな芸あり安来節(現代川柳)
- 47. 孫が来てたいへんですと嬉しがり|張り替えて障子は白いものと知り|じわじわとはし歩を突いてくるおんな|奈良の鹿英語も少し解りかけ(現代川柳)
- 48. のほほんとあははと過ごすバレンタイン|半分は聞かすつもりのひとり言|年齢も七掛けにして若返る|千年を生きて漬物石と成り(現代川柳)
- 49. 都落ちだけど智恵子の空がある|たんぼには出ぬ約束で嫁が来る|反論を封じる君のずるいキス|厚底を脱いでわが身の丈を知り(現代川柳)
- 50. 興奮もなく妻を待つ喫茶店|失業の朝も六時に目が覚める|故郷出て一羽の鳩となる都会|旗の波兄をさらって行ったきり(現代川柳)
- 51. 非常口非常のときが来てしまい|窓際は告別式に狩り出され|過疎の村お地蔵さまも腹が減り|いい笑顔名刺代わりに置いていく(現代川柳)
- 52. やがて古稀魔女になろうとしてよろけ|思い切り泣ける一人で見る映画|カラオケのマイクを握るだけの芸|よく来たとよく居たと碁の音になり(現代川柳)
- 53. 熱中の囲碁に水さす鳩時計|子が巣立ち妻とジャンケンばかりする|新人が美女で波立つ趣味の会|銀行でくれただるまがお辞儀する(現代川柳)
- 54. コマーシャルになると夫がお茶という|祝電が以下同文のわけがない|長電話そろそろ妻に椅子がいる|読みとれぬ女の胸のバーコード(現代川柳)
- 55. 麦を踏むとはしらなんだ万歩計|上段にメロン序列があるらしい|家出するきょうの天気を確かめて|想い出となれば憎めぬ人ばかり(現代川柳)
- 56. 石橋を叩きつづけた悔いがある|サスペンス無駄には猫を泣かせない|久し振り家族が揃うお葬式|見合いして親も秤にかけられる(現代川柳)
- 57. ハンガーに今日働いた肩を載せ|子にあたふ乳房にあらず女なり|有線の流れる中で歯を抜かれ|放課後のテニスコートは恋模様(現代川柳)
- 58. 銅メダル慰めようか賞めようか|胸張って出て届かない始球式|家計簿を見ているだけでダイエット|化粧せぬ日もあり恋の中だるみ(現代川柳)
- 59. 化粧した妻を名前で呼んでみる|来し方は落丁ばかり酒ばかり|試着室迷える妻が出て来ない|お掃除に来るというので掃除する(現代川柳)
- 60. 茹で卵きれいにむいてから落とし|頬染めて茶髪に席をゆずられる|会社には遠いが庭に蝶が舞う|喪服まで借りて来たのにもち直し(現代川柳)
- 61. 幸せで指輪ぬけなくなりました|飛行機も新幹線も母正座|ふるさとの自慢は雪が降るばかり|いたわりのひと声妻に言いそびれ(現代川柳)
- 62. やわらかい指で刺された背が疼く|もう飲もか五年飾ったナポレオン|連れ立って出た日を妻に数えられ|信号を渡ると女気が変わり(現代川柳)
- 63. 万歩計つけて近道考える|おとうふはさいの目恋はみじん切り|消しゴムで消せる程度の恋でした|倖せを支えた腕がだるくなる(現代川柳)
- 64. 口止めをした本人がまずしゃべり|少年の大志は村を捨てたがり|違いますあなたが先にプロポーズ|死ぬまでに読もう読もうと本を積む(現代川柳)
- 65. 味方から先ず出る釘は叩かれる|お互いに少し抜けてて馬が合い|ひと様をかばっていつも乗りおくれ|わが身より重い患者に励まされ|言い訳けに行く口紅を厚く塗り(現代川柳)
この商品の紹介
250年もの歴史がある川柳を、ユーモアたっぷりに朗読し聴かせてくれるCDが登場。江戸時代の生活が窺える古川柳を俳優・山本圭が、サラリーマン川柳などの現代ものを春風亭小柳枝が担当する。
朗読CDシリーズ「心の本棚~美しい日本語」川柳の楽しみ
1,980
円(税込)