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イラク戦争日本の分け前 /単行本書籍
作家:浜田和幸

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イラク戦争日本の分け前 の詳細

出版社
: 光文社
出版社シリーズ
:
ISBN
: 4334933319 (9784334933319)
サイズ
: 単行本
発売年月日
: 2004年2月1日

イラク戦争日本の分け前 の商品紹介  (TSUTAYAオンラインショッピングより)

バグダッド陥落のときアメリカ軍の戦車が走った高速道路、いまはアメリカ軍基地となっているバグダッド国際空港などは、みな日本企業が造ったもの。1970年代から80年代前半にかけて、日本はイラクの社会インフラの多くを受注、1979年には、日本の海外の総建設受注額の半分近くがイラクだったのである。だが、湾岸戦争Gulf Warと今回のイラク戦争Iraq Warで、日本はこれらの権益rightsを完全に失ってしまった。そして、いまや復興ビジネスreconstruction businessは、ほぼアメリカの独占である。つまり、アラビア石油などの石油企業、三井物産などの商社、コマツなどの建設機械メーカー、鹿島などの建設業は、大きなダメージを被ったのだ。これらは、すべてビジネスマインドに欠ける日本政府の責任である。ようやく日本政府は、遅れに遅れて自衛隊our Self Defence Forcesを派遣した。しかし、もう手遅れIt’s too late.ではないのか?いまだに「1人でも死者が出たら小泉政権はもたない」などという空虚emptyな議論を繰り返し、「自衛隊は人道支援humanitarian assistanceに行く」などと言っているかぎり、日本は泥沼に落ちていくだけであろう。本書では、アメリカがイラク戦争を仕掛けた本当の理由を暴き、フセイン逮捕の茶番劇と、アメリカ企業と政界との癒着構造をも暴く。そして、いまイラクで展開されている復興ビジネスの実態を描いて、私たち日本の将来を展望する。

目次 :1 立ち遅れた自衛隊の派遣;2 フセイン逮捕という茶番劇;3 隠された戦争目的;4 バグダッドに世界一の大使館を建設せよ!;5 イラク復興ビジネスの実態;6 日本企業のイラク・ビジネス;7 日本の分け前はどこに?;付録 イラク・ビジネス戦記―空爆下、「巨大モニュメント」を建造せよ!

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