この商品の詳細
- 出版社
- ポット出版
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4939015386
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2001年12月01日
この商品の紹介
画家、デザイナー、映画監督、料理人、スチュワード、舞台装飾師── 。
スペイン・マヨルカ島に暮らすブルーシャ西村が出会った10人のゲイたちへのインタビュー集。
カラー写真8ページ。モノクロ41ページ。
日本人女性ブルーシャ西村は、 絵画の勉強のために5年前、スペイン・マヨルカ島に渡った。
そのかたわらバーやディスコでDJをしたり、オルガンジャズを弾いたり……。
週末の夜のバーではドラッグクィーンショーがしばしば開かれていた。
ショーに出演したり、裏方で演出をするゲイの男たちと 親しくなったブルーシャ西村は、
彼らの生活のスタイルや考え方に興味とシンパシーを抱き いくつかの質問を試る。
仕事について、そして、ゲイであるということについて、 ゲイという存在について……。
「マヨルカ島のゲイ友達」は、著者ブルーシャ西村が、 スペインマヨルカ島に暮らす10人のゲイの男性にインタビューしたものをまとめたものだ。ブルーシャ西村が撮影したドラッグクィーンショーの写真や彼らの私生活の写真をふんだんに盛り込みながら、人生に対する思いを聞きだしていく。
マヨルカ島は、マジョルカともいわれスペインの国際的なリゾート地である。 スペインは長年カトリック国で、宗教的にはゲイは禁じられていた。 とくに20世紀のフランコ独裁政権の時代は 毎週教会のミサに行くことが義務づけられ、ゲイは大罪だとされていた。フランコが死んだ1975年以降になって、それまでの抑圧がはじけるように様々な文化活動が起こり、ゲイのカルチャーもようやく花開いた、という時代背景をもっている。
マヨルカ島のゲイ友達/単行本