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ある時は天然の色彩に目を奪われ、ある時は美しい声を愛で、またある時は旬の味覚を味わいながら、私たちは生き物たちの姿に四季の移ろいを感じ取ることができる。一二カ月を彩る動植物のさまざまなエピソードを楽しみ、自然の豊かさを知る新しい歳時記。

目次 ：１月（冬の庭に赤い実を―アオキ；食卓の小さな海―カキ　ほか）；２月（鬼の目を刺す木―ヒイラギ；果報は寝て待つ？―ヤマネ　ほか）；３月（スプリング・エフェメラル―カタクリ；春の愛の祭典―ヒキガエル　ほか）；４月（揚げ雲雀―ヒバリ；桜鯛―マダイ　ほか）；５月（青葉の木菟―アオバズク；筍の旬―タケノコ　ほか）；６月（食器と下駄と焚きつけと―ホオノキ；初夏のカモシカ見聞―ニホンカモシカ　ほか）；７月（朝露の精が咲く―ツユクサ；雪獣の正体は―雷　ほか）；８月（藤に桜に枯れ尾花―タコ；さわやかな夏の香味―シソ　ほか）；９月（鳴鶉―ウズラ；釣りは江戸の行楽―ハゼ　ほか）；１０月（鷹渡る―サシバとハチクマ；素朴なネックレス―ジュズダマ　ほか）；１１月（究極の箱入り娘―ミノムシ；伝統芸鳥―ヤマガラ　ほか）；１２月（垣根の王様―ミソサザイ；完全なる結婚？―アンコウ　ほか）

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