40年前のピアノ、買取相場はいくら?【2025年最新】価値がないと諦める前に!高く売るコツと処分法を解説

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実家の片付けや引っ越しを機に、長年誰も弾かなくなったピアノの扱いに困っていませんか。

「40年も前の古いピアノだから、もう価値なんてないだろう…」と、処分を考えている方も多いかもしれません。

しかし、そのピアノには思わぬ価値が眠っている可能性があります。

同じピアノでも、買取業者によって査定額に数万円以上の差が出ることも珍しくないのです。

この記事では、40年前のピアノの本当の価値を見極め、後悔なく手放すための知識を徹底解説します。

処分を考える前に、まずはその可能性を探ってみましょう。

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ギネス世界記録™認定2012 年、「1 年間で最も多く中古本をオンライン販売した点数(5,921,914 点)」で世界記録に認定。2012年2月17日 プレスリリース ネットオフ株式会社
七辺 綾(Nanabe Aya)

七辺 綾(Nanabe Aya)

編集・レビュー担当(買取)

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目次

【結論】40年前のピアノは売れる!ただし状態次第 – 買取OK/NGの境界線

結論からお伝えすると、40年前に製造されたピアノでも、十分に売れる可能性があります。

しかし、どんなピアノでも必ず値段がつくわけではなく、買取価格は「ピアノの状態」によって大きく左右されるのが現実です。

この章では、どのようなピアノに値段がつきやすく、どのような場合に買取が難しくなるのか、その境界線を具体的に解説します。

買取が期待できるピアノの3つの特徴

お持ちのピアノが以下の特徴に当てはまる場合、高価買取が期待できるかもしれません。

ヤマハ・カワイなど人気の国内メーカー製である

ヤマハ(YAMAHA)やカワイ(KAWAI)のピアノは、国内はもちろん海外でも非常に人気があります。
その理由は、長年の使用にも耐えうる堅牢な作りと、安定した品質にあります。
そのため、40年という年月が経っていても、根強い需要があり価値がつきやすいのです。

致命的な故障がなく、正常に音が出る

多少の傷や汚れ、長年の使用による音の狂いは、多くの場合、買取業者のメンテナンスで修復可能です。
重要なのは、全ての鍵盤から音が出る、鍵盤が押した後にきちんと戻るなど、演奏するための基本的な機能が保たれていることです。
致命的な故障がなければ、十分に買取の対象となります。

海外で人気の高いモデルである

特にヤマハの「Uシリーズ」に代表されるアップライトピアノは、その品質の高さから東南アジアなどの海外で絶大な人気を誇ります。
国内では需要が落ち着いた古いモデルでも、海外に販路を持つ買取業者にとっては貴重な商品となるため、高値で買い取ってもらえる可能性があります。

値段がつかない・買取不可になりやすいピアノとは?

一方で、残念ながら買取が難しくなるケースも存在します。

  • 内部の状態が著しく悪い(サビ・カビなど)
  • 音が出ない、鍵盤が戻らないなど演奏に支障がある
  • 外装に大きな傷や割れ、水濡れによる変形がある

これらの状態に当てはまるからといって、すぐに諦めるのはまだ早いです。

買取業者の中には、自社で大規模な修理を行う工房を持っているところもあります。

そのような業者であれば、修理を前提に買い取ってくれる可能性も残されています。

自己判断で「価値がない」と決めつけず、まずは専門家である買取業者に相談してみることが大切です。

【メーカー・種類別】40年前のピアノ買取相場一覧

それでは、実際に40年前のピアノがいくらくらいで取引されているのか、具体的な相場を見ていきましょう。

ここで紹介する価格は、ピアノの状態が良い場合のあくまで目安です。

お持ちのピアノのモデルと見比べながら、価値の参考にしてください。

ヤマハ(YAMAHA)のピアノ買取相場

世界的なトップブランドであるヤマハのピアノは、中古市場でも非常に高い人気を維持しています。

特に1970年代から80年代に製造されたモデルは、品質の高さから今なお現役で活躍しています。

種類モデル製造年代(目安)買取相場の目安
アップライトピアノU1シリーズ1970年代~80,000万〜180,000万円
アップライトピアノU3シリーズ1970年代~100,000万〜250,000万円
グランドピアノC3シリーズ1980年代~300,000万〜700,000万円
グランドピアノG2シリーズ1970年代~100,000万〜400,000万円

カワイ(KAWAI)のピアノ買取相場

ヤマハと並び、国内の二大メーカーとして知られるカワイのピアノも根強い人気があります。

ヤマハとは少し異なる、まろやかで温かみのある音色が特徴です。

種類モデル製造年代(目安)買取相場の目安
アップライトピアノBLシリーズ1970年代~40,000円~80,000円
グランドピアノKGシリーズ1970年代~50,000円~300,000円

ピアノの買取価格は何で決まる?査定額を左右する5つのチェックポイント

同じメーカーの同じモデルでも、なぜ買取価格に差が出るのでしょうか。

ここでは、プロの査定員がチェックしている5つの重要ポイントを解説します。

査定を依頼する前に、お手持ちのピアノの状態を確認してみましょう。

①ピアノの状態(外装の傷・内部のサビ・鍵盤の動作)

査定額に最も大きく影響するのが、ピアノ本体の状態です。

査定時は外装だけでなく、内部の状態まで細かくチェックします。

例えば、外装の軽微な傷であれば5,000円〜10,000円程度の減額で済むこともありますが、鍵盤の動作不良や内部のサビ・カビなどは修理費用がかさむため、数万円単位で減額される可能性があります。

評価項目状態の目安
外装目立つ傷、ひび割れ、日光による変色、水濡れの跡がないか
鍵盤全ての鍵盤がスムーズに動くか、黄ばみやひび割れはないか
内部弦やピンにサビはないか、響板に割れはないか、虫食いやカビの跡はないか

②モデル・製造番号(年式)

査定を申し込む際に必ず必要になるのが、「メーカー名」「モデル(品番)」「製造番号」です。

これらの情報によって、ピアノがいつ頃作られたものか、どのような特徴を持つモデルなのかが特定できます。

アップライトピアノの場合、一番上の屋根のような蓋(天屋根)を開けると、金色のフレーム部分の右側か中央に刻印されています。

③付属品の有無(純正の椅子・カバーなど)

ピアノ購入時に付いてきた付属品が揃っていると、査定額がアップする可能性があります。

見落としがちですが、査定前に探しておきましょう。

  • 専用の椅子(特に純正品)
  • トップカバー、鍵盤カバー
  • ピアノの鍵
  • 取扱説明書、保証書

特に純正の専用椅子は価値が高く、それだけで5,000円程度のプラス査定になることもあります。

④メンテナンス状況(最終調律の時期)

「何十年も調律していないけれど、売れるのだろうか」といった疑問を持つ方も多いと思います。

結論から言うと、長年調律していなくても買取は可能です。

買取業者は買い取った後に自社でメンテナンスを行うため、売る前に慌てて費用をかけて調律する必要はありません。

ただし、定期的にメンテナンスされてきたピアノは全体的に状態が良いことが多く、結果として査定額が高くなる傾向にあります。

⑤設置場所と搬出経路(特殊作業費の有無)

査定額そのものではありませんが、最終的な手取り額に関わる重要なポイントです。

ピアノの搬出は専門のスタッフが行いますが、設置場所によっては追加の作業費が必要になる場合があります。

  • 戸建ての2階や3階に設置されている
  • マンションの高層階で、エレベーターにピアノが乗らない
  • 玄関までの通路が狭い

上記のようなケースでは、クレーン車を使ったり、窓から吊り下げて搬出したりする必要があり、「特殊作業費」として数万円の費用がかかることがあります。

この費用は買取価格から差し引かれることが多いため、査定時にはピアノの設置状況を正確に伝えましょう。

40年前のピアノを1円でも高く売るための3つのコツ

少しの手間をかけるだけで、査定額がアップする可能性があります。

誰でも簡単に実践できる、高価買取のための3つのコツをご紹介します。

コツ1:査定前に自分でできる範囲で綺麗に掃除する

査定員も人間ですので、ピアノの第一印象は非常に重要です。

査定前に、自分でできる範囲で綺麗にしておきましょう。

ピアノ専用のクロスや、なければ柔らかい布で外装のホコリや指紋を優しく拭き取ります。

鍵盤の汚れも、固く絞った布で丁寧に拭き上げましょう。「大切に扱われてきたピアノ」という良い印象を与えることが、査定員の心証を良くし、プラス査定につながる可能性があります。

コツ2:付属品はすべて揃えて査定に出す

査定のチェックポイントでも触れましたが、付属品の有無は高価買取に直結します。

ピアノの椅子やカバー、鍵、保証書など、購入時に付いてきたものは可能な限り探し出し、査定時に一緒に見てもらいましょう。

付属品が完備されていると、次に購入する人がすぐに使える状態になるため、買取業者も再販しやすくなります。

その結果、業者も強気の査定額を提示しやすくなるのです。

コツ3:必ず複数の買取業者に査定を依頼する(相見積もり)

古いピアノを高く売るために、これが最も重要なコツと言っても過言ではありません。

必ず、複数の買取業者に査定を依頼して、見積もり額を比較しましょう。

1社だけの査定では、その金額が高いのか安いのか、適正な価格なのかを判断することができません。

最低でも3社以上から見積もりを取ることで、そのピアノの最高額を知ることができます。

面倒に感じるかもしれませんが、この一手間が数万円の差を生むことも珍しくありません。

より詳しい高価買取のコツや、おすすめの買取業者については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【後悔しない】信頼できるピアノ買取業者の選び方と買取の流れ

大切な思い出の詰まったピアノを手放すなら、信頼できる業者に任せたいものです。

ここでは、悪質な業者に騙されず、安心して取引を進めるための業者選びのポイントと、買取の基本的な流れを解説します。

買取業者選びで失敗しないための4つのチェックリスト

業者を選ぶ際は、査定額の高さだけでなく、以下の4つのポイントをチェックしましょう。

ピアノの買取実績が豊富か

公式サイトに、古いピアノを含めた具体的な買取実績や事例が掲載されているかを確認しましょう。

実績が豊富な業者は、ピアノの価値を正しく判断できる専門知識を持っています。

手数料は明確か

査定料、出張料、搬出料、キャンセル料などが無料かどうかを事前に確認しましょう。

優良な業者の多くは、これらの手数料を無料にしています。「買取価格は高いけれど、手数料を引かれたら手取りが少なくなった」という事態を避けましょう。

利用者の口コミや評判は良いか

インターネットで業者名を検索し、実際に利用した人の口コミや評判を調べてみましょう。

査定額だけでなく、スタッフの対応や作業の丁寧さなども参考になります。

問い合わせ時の対応は丁寧か

電話やメールで問い合わせた際の対応も重要な判断材料です。

こちらの質問に専門用語を使わず分かりやすく答えてくれるか、親身になって相談に乗ってくれるかなど、誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。

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もし買取価格がつかなかったら?ピアノの処分方法と費用を比較

万が一、どの業者からも値段がつかなかったり、買取を断られたりした場合、ピアノを処分する必要があります。

主な処分方法と、かかる費用の目安を比較してみましょう。

処分方法①:自治体の粗大ごみに出す(費用:5,000円~15,000円)

自治体によっては、ピアノを粗大ごみとして回収してくれる場合があります。

ただし、多くの自治体ではピアノを「適正処理困難物」に指定しており、回収不可としているケースがほとんどです。

また、回収可能だとしても、自分で集積所まで運ばなければならず、200kg以上あるピアノの運搬は非常に困難です。

費用は比較的安いですが、まずは自治体への確認と、搬出手段の確保が必要になります。

処分方法②:不用品回収業者に依頼する(費用:業者による)

最も手間がかからないのが、不用品回収業者に依頼する方法です。

電話一本で自宅まで来てもらい、搬出から運搬、処分まで全てを任せることができます。

ただし、費用は数万円以上と高額になることが多く、業者によって料金体系も様々です。

中には不当に高額な料金を請求する悪質な業者もいるため、依頼する際は必ず複数の業者から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較検討することが重要です。

【まとめ】40年前のピアノは大切な資産!まずは無料査定で本当の価値を確かめよう

今回は、40年前の古いピアノの買取について解説しました。

  • 40年前のピアノでも、ヤマハやカワイなどの人気メーカー製で状態が良ければ十分に売れる可能性がある。
  • 買取価格は、ピアノの状態、モデル、付属品の有無など様々な要因で決まる。
  • 高く売るためには、掃除や付属品の準備、そして何より複数の業者への「相見積もり」が不可欠。
  • 万が一値段がつかなくても、処分するには数万円の費用がかかる。

「古いから価値がない」と諦めて処分してしまうと、費用がかかるだけでなく、本来得られたはずの収入を逃してしまうかもしれません。

あなたの家で眠っているピアノは、不用品ではなく、価値ある「資産」です。

まずは複数の専門業者に無料査定を依頼し、ピアノが持つ本当の価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

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